もしも自分の曲をプロのヴァイオリニストに弾いてもらったら - 松本一策さん #いっさくこんぴ 収録楽曲『Thor』


プロのヴァイオリニストとして活躍中の松本一策さんによるコンピレーションアルバム『#いっさくこんぴ』用にクリエイターたちが曲を書き下ろし、一策さんご本人に演奏してもらいました!

やっぱプロのヴァイオリニストってすごいな。。

松本一策さんについて

松本一策/ISSAKU
・1980年12月13日生まれ
・名古屋市出身

2003年に信州大学理学部物理科学科を卒業後、愛知県立芸術大学へ進学。フランス音楽コンクールなど数々のコンクールに入賞する。
卒業後は一般社団法人セントラル愛知交響楽団に所属。楽団の活動の他、自主企画のコンサートをはじめ、レッスン、依頼演奏やアマチュアオーケストラの指導も担当。

2014年10月より、独立。アイルランド民謡やジプシー、ジャズなどをレパートリーにした「悠情楽団」のセカンドフィドル奏者としても活躍の幅を広げ、即興演奏も多く取り入れる。近年では、L'Arc〜en〜Cielなどのポップアーティストのツアーに参加するなど、クラシックに限らず演奏ジャンルを広げている。

#いっさくこんぴ とは

コンピレーションアルバム『#いっさくこんぴ』は、総勢30名を超えるクリエイターたちが様々なジャンルの曲を持ち寄り、ヴァイオリニストの松本一策さんがそれらの曲をヴァイオリンで演奏するコンピレーションアルバム企画です。

M3という音楽・メディア系同人即売会での販売を目標にしています。

【M3】音系・メディアミックス同人即売会
10/28(日)流通センター第1展示室 K-10b
http://www.m3net.jp/

今回弾いてもらった収録曲『Thor』について


今回弾いてもらった曲『Thor』は北欧神話の雷神トールをイメージした曲で、ロックでエレクトロですごくパワフルかつド派手なトラックです。

「これをヴァイオリンで弾いてもらうってどうなんだ?」と思いつつ提出したものの、見事にくっそカッコよくしていただけました。すごい。。

一策さん本人による【演奏者目線】の解説記事

【Thor/いっさくこんぴ-05】さくま氏 - - ISSAKU★WEB
このコンピの主たる目的は「ヴァイオリンをテーマにクリエイターたちが作った曲を一策さんが演奏して、みんなでひとつのコンピレーションアルバムを作ること」なんですが、サブテーマとして「プロのヴァイオリニストに演奏・録音を頼む場合このくらいの予算でできますよ」という布教的な意味合いもあります。

また演奏してもらうにあたって楽譜も書いてお渡ししているので、そこらへんについてのお話なんかも交えた内容の記事になっていてとても勉強になります!

参照リンク:
【Thor/いっさくこんぴ-05】さくま氏 - - ISSAKU★WEB

アンサー記事を書きたい!

せっかく演奏者側目線でこのようなステキなブログを書いていただいたので、僕もクリエイター目線(といっても、あくまで自分の目線ですw)でアンサー記事を書いていきたいと思います。

アンサー①ロックと音圧とヴァイオリン

一般的にはヴァイオリンはクラシック音楽で使われる楽器ですが、僕自身はオーケストラをまったく通ってきていないため正統派のアプローチでヴァイオリンを使った曲を作ることができないので、なんとかして自分のフィールドに持ち込みました。笑



コンピュータで作る音楽は作曲の他に「聞かせるためのデジタル処理」が必要なのですが、ロックなど音圧の強い楽曲の中に生のバイオリンを入れて聞かせることは相当難しいんじゃないかって思ってます。それをシレッとやって見せてるところが1番感心しているところですね。(ISSAKU★WEB本文より抜粋)

このような曲調ではヴァイオリンの繊細な抑揚を聴かせるよりも、オートメーションとコンプを使ってリズムや強弱をタイトめにしてしっかり粒を揃えて聴かせる方がビシッとハマると思います。

エゲツないコンプのかけ方

録音してもらったヴァイオリンのソロトラックにそれぞれコンプをかけて、さらにそれらをパートごとにバストラックにまとめてコンプをかけて、さらにもう一度全部のヴァイオリンを一つのバストラックにまとめてコンプをかける、というエゲツない多段がけをしております。

平坦になりすぎない範囲でコンプを数回に分けつつ、かけるコンプの種類を変えたり変えなかったり、いろいろ試して自分の中でちょうどいいところを見つけてやる、といった感じ。

ピッチの微調整

演奏をオケに合わせたときほんの少しだけフラットして聞こえる部分があったので元の演奏よりもほんの少しだけピッチを上げ目に編集しました。

元の演奏がキレイだからか、LogicのFlex Pitch(ピッチ編集機能)がめちゃくちゃキレイに効きました。笑
ホントにわずかな微調整だけでバッチリに。さすがです。。

アンサー②楽譜について



とてもきれいな状態でいただきました。(中略)
ポップスの方は楽譜が書けない方も多い中、これだけきっちりときれいに資料(他の資料もすごい綺麗で読みやすい)を作成していただけたことは、偏見かもしれませんが少しびっくりしました。(記事本文より抜粋)

お誉めいただけてうれしい!

しかし恥ずかしながら、実は僕は楽譜を読めないんです。
残念ながら自力で楽譜を書くこともできません。
(五線譜上の音符を「ド・レ・ミ・ファ...」ってひとつずつ下から数えてギリ読めないレベルです)

じゃあどうやってこれを書いたのか?というと、DAWで打ち込んだメロディーをMIDI出力機能で書き出して、それをMuseScoreという無料の楽譜作成ソフトで編集して書きました。なので98%くらいはソフトに書いてもらった感じですね。

自分でやったことといえば
  • 1列が4小節で表示されるように設定する
  • 展開がわかりやすいようにリハーサルマークをつける
  • 余計なことは書き込まない
これが残りの2%ですね。

ここらへんはオーディオストックスタジオでのレコーディングの経験がめちゃくちゃ活かされてます。まだまだ勉強不足ではあるものの、ちょっとはマシになってるんだなーと思ってちょっと嬉しかったです。笑

反省点

赤枠の箇所がヘ音記号になっていました。
つまりヴァイオリンでは出ない音の表記がされていました。おそらくご本人もわかっていたけど気づいてなかったんだと思います。(記事本文より抜粋)

恥ずかしながら僕はぜんぜん気づかなかったのですが、ヴァイオリンでは出せない音を使っていたようです。(まず【ヘ音記号】がなにかもよく分かっていません。すみません。。)

演奏してもらう楽器への理解不足や、そもそも根本的な基礎知識がズバ抜けて不足していることがあらためて浮き彫りになってしまったので、なんとか小学生卒業レベルくらいの知識は習得しなくては...

アンサー③演奏家とのやりとりについて

僕がとくに気を付けていたのは

  • 譜面にはリハーサルマークだけはしっかり書く
  • 知識が乏しいなりに相手に理解してもらえるように尽力する

この2点でした。
ここに気を付けていたおかげで「楽譜や資料がキレイ」と言ってもらえたのかも。

リハーサルマークをIntro、A、B...といった感じできちんとつけておけば、あとは資料で「Aはスタッカート気味に、焦燥感を煽る感じで」とか「Bの前半は抑えめに、後半に向けて段々と盛り上がっていく感じで」というようにどうにかして要望を伝えることができるので、どうにか最低限そこはきっちりやっておこうと。

もちろん本当は譜面上にしっかり的確な指示を書き込めれば一番いいのですが、知識が至らなさゆえ「フィーリングだけ伝えてあとは弾き手に委ねる」という無茶ぶりで一策さんにはお手数をおかけいたしました。。

気になる演奏・録音の料金は?

一策さんのブログによれば合計18,000円だそうです。

3種類のマルチマイクで録音して、こんなトラック数で豪華に録ってくれたことを考えたらかなり安いのでは...

詳しい情報は一策さんのブログでご覧いただけますので、「自分の作った曲にヴァイオリンを入れてみたい!」という方はぜひチェックしてみてください。めちゃくちゃ参考になります。

【Thor/いっさくこんぴ-05】さくま氏 - - ISSAKU★WEB

おわりに

#いっさくこんぴ には他にも30曲以上の素晴らしい曲が収録されているので要チェケラでお願いします🙏

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