SoundCloudのサブスク有料プランってぶっちゃけどうよ?クリエイターから見た実態



音声ファイル共有サービス『SoundCloud(サウンドクラウド)』が2019年12月9日より規約を変更することでかなり物議を醸して話題になっていますね。

実際にサブスクの有料プランで使ってるクリエイター目線で「ぶっちゃけ今のサンクラどうなのよ?」ってところを書いてみます。

現在のSoundCloudのプランと料金の一覧

プラン フリー Pro Unlimited
料金 無料 $72 /年 $144 /年
アップロード可能な楽曲時間 3時間/または15曲 いずれかの上限まで 6時間 無制限
統計機能 ・再生数 ・Like数 ・コメント ・ダウンロード数 ・フリーと同じ ・再生したユーザー ・どの国で人気か確認できる ・Proと同じ ・どのページやアプリ、SNSから再生されたかが分かる
追加サービス なし ・楽曲の差し替えが可能 ・SoundCloud Premier (配信・収益化) ・Proと同じ ・より高音質でアップロード、再生が可能


話題になっている規約変更はフリープランの下線部「3時間/または15曲いずれかの上限まで」というところ。

15曲しかアップロードできないとなるとかなり限定的になるので、フリーで使っている人にとってはたしかにうっとおしい足かせですね。

※12/6最新情報
15曲のアップロード制限については導入を見送るとのこと。日本だけじゃなく各国のユーザーからヒンシュクを買ったのかも...?

(公式アカウントの声明:みなさんの声に耳を傾けています。12/9からのアップロード制限変更は実施しません。)

有料プランとしては「Pro」「Unlimited」のふたつがあり、高額なUnlimitedプランは無制限のアップロード時間に詳細な統計機能を利用できます。

ちなみにこの有料プランの年額はその年によって変動します。僕はProプランで4年間契約してたけど、$56だったり$63だったりその年によってちょこちょこ変わってました。笑
なのであくまで参考価格って感じですね。

SoundCloudの良いところ

主な機能としてはざっくり以下の通り。
  • 手軽にアップロードできる
  • SNSで共有しやすい
  • サイトやブログにプレイヤーを埋め込み可能

さらにSoundCloudならではの良さを挙げるとこんな感じ。↓

音楽ファンのユーザーが多い

あくまで音楽共有サービスであり『試聴できるのは音楽または音声だけ』という硬派なツールなので音楽好きなユーザーが多く、そうでない層の人はめったに入ってこない。
サービスの目的を考えると『音楽に関心の強い人が多い=ユーザーの質が高い』とも言えそうです。

音楽SNSとしても機能

世界中のユーザーとLikeやコメント、DMなどのやりとりが可能。
コメントは楽曲内のタイミングに合わせることができるので、お気に入りのフレーズが流れるタイミングに合わせて「ここのパート最高!」ってコメントもできたりする。

あと蛇足だけど、個人的にSNSっぽい使い方だなーと思ったのは、以前サンクラで見つけたロシア人のメタルキッズがむちゃくちゃカッコいい曲作ってて感動したので「どうやってこんなホットなサウンド作ってるの?!」って聞いてみたら、DM返してくれて「ドラムはSSD4のこのプリセット使ってて、ギターはAmplitubeのオリジナルプリセットを使ってるよ!自慢のプリセットだからGoogle Driveのリンクからダウンロードして使ってみて!」って教えてくれたりしたことがありました。超いいヤツ。
世界中のユーザーやクリエイターとそういうやりとりもできるっちゃできるわけですね。

人気が出ればファンベースを築けたり、レーベルからのオファーも?

日本でいえばTofubeatsはメジャーデビュー前から現在もかなりサンクラを活用していてファンを拡大してるし、世界的に見るとLordeやChance The Rapper、Post Maloneなどサンクラきっかけで超ビッグになったアーティストも少なくないです。めちゃ夢ある~!

SoundCloudの良くないところ

日本での認知度が低い

もともと海外のサービスであることを差し置いても認知度は低いです。
音楽やってる人の間ではそれなりに知られてるけど、世間一般の人にとってはほぼ知られていないというのが現状です。

あんまり知られてないサービスってことは幅広い人自分の作品を届けるのは難しいということでもあります。良いところで挙げた「音楽ファンのリスナーが多い」の逆ですね。

YouTubeは海外のサービスだけど認知度はバツグンで知らない人の方がめずらしいくらいですよね。SoundCloudのリンクとYouTubeのリンクを並べて置いたとき、世間一般の人の感覚ならYouTubeのリンクをクリックするでしょう。

収益化できない

有料プランを利用していてある程度の再生数・ファン数があればSoundCloud Premier(サウンドクラウド・プレミア)という機能で配信や収益化は可能なのだけど、日本は対応していない。なんでや!

クリエイターやアーティストにとっては自分の音楽活動を収益化できるということは活動の経費や生計を立てることにに直結するので、これが出来ないのはけっこうデカい。
「音源を人に聴いてもらうことで収益化できる」っていうのはとても健全で大事なことだと思うんだけど、ユーザー数の問題とか仕組み的にそうカンタンな話ではないのかな。

有料プランのメリットが少ない

これはあくまで僕の感想なんだけど、今の自分の作品や活動自体がSoundCloudで人気が出るようなタイプじゃないので、ファンが増えるとかでもなくただの曲置き場になっちゃっててとてもさみしい。笑

いま現在の時点でYouTubeは無料で120曲以上公開してて収益化もできてるのに、SoundCloudは毎年60ドルくらい払って100曲くらいしか公開できないし収益化もできない。どっちがいいかって聞かれたら「そりゃYouTubeっすよ」ってなっちゃいますね。。

まとめ

自分の作った曲を公開できるプラットフォームとして手軽なサービスではあるけど、公開してからの発展性に乏しく、結果的に日本ではSoundCloudを使って作品を公開しても自己満足のような状態になってしまうというのが正直なところ。

あとは僕みたいな無節操に雑多なジャンルの曲を作ってるタイプのクリエイターだとSoundCloud上でファンを増やす目的で使うのはあんまり向いてないかな、と思う。
クラブミュージックだったり、ローファイやチルアウト系が多いので、そういうジャンルなら世界のリスナーにもアプローチできる可能性がけっこうあるかも。

好きなサービスなので頑張ってほしい気持ちはあるけど、僕としては「自分の作品では有料プランを使うだけの投資価値が薄い」「日本ではこれ以上のサービス向上はあまり見込めなさそう」という2つの理由から有料プラン(サブスクリプション年間契約)の解除に至りました。

今後SoundCloudを有料プランで使おうと検討している人の参考になれば幸いです🙏


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