小難しいこと悩んでないで、とりあえず今すぐやっちまおうぜ


たとえば曲作りしてるとき、なんだか気になっちゃって何回もメロディーを書き直して、あーでもないこーでもないって考えてるうちに結局そのまま作業が進まなかったり、完成できないままお蔵入りすることがある。

僕はこれを迷宮入りって呼んでいます。笑
ものづくりをする人は少なからずこんな経験あるんじゃないでしょうか?


時間をかけすぎると旬が過ぎていく

万全を期すことも、こだわり抜くこともとても大事。でもそれにばかり時間がかかって足踏みしちゃうのは逆にマイナスかも。
「ちゃんとしっかり準備できてから公開しよう」
「もっとうまくできるようになってから世に出そう」
なんて完璧主義をこじらせてるうちにズルズルと時間だけが流れていって、そのうち世間や自分の中で旬が過ぎてしまいます。

たとえば季節に合わせたものを作ろうとしたけど、遅れたり間に合わなかったり。流行に合わせたものを作ろうとして、出遅れたりもう古くなってしまったり。あるいは自分の中でホットなタイミングを逃してその作品に対するモチベーションが下がったり、そこから手付かずになってしまったり。

結果まとまらなくて完成しない。誰かにそのアイデアを先を越されたりして、世に出さないまま終わる。

それ、もしかして時間をかけすぎたせいじゃないですか?

『とりあえずやっちゃう』ことの重要さ

もちろん時間や手間ひまかけて綿密に作り上げられた作品はとても素晴らしいです。
じゃあ時間がかかってないものがダメか?というと、そういうわけでもない。

何ヶ月も苦悩して作られた曲と、思いつくままに数時間で作った曲。どっちが人気が出るでしょうか?

まぁ聴いてみないとわかんないですよね。つまりかけた時間や労力と、その曲が「いいなぁ、好きだなぁ」って思ってもらえることって必ずしも比例しないんです。

聴き手が判断するのは『かかった時間』ではなく『完成した曲』そのものだから。

ぼくが陰ながら尊敬しているサウンドクリエイター・作曲家の芦沢英志さんのツイートを見てハッとしました。



説得力がハンパじゃない。そう、本質はそこじゃないんですよね。

これって音楽だけじゃなくて他のことにも言える。

例えばブログを書くこともそう。ネタを探して考えぬいて時間をかけて書き上げた記事よりも、パパッと思いついたことを短時間で書いた記事のほうがたくさん読まれたり、バズったりすることも往々にしてあります。

費やした時間や労力と、その結果は必ずしも比例しない。ということ。

GOサインを出す勇気

ここまでで言ってるのは「スピードのために手を抜く」ってことじゃないんです。自分の作品に責任を持つことも、時間や手間ひまをかけることもすごく大事です。でも、いちばん重要なのはきちんとGOサインを出す勇気


作品を作る目的は「自分の手元でいつでも修正できるようにとどめておくため」じゃなく「自分の作品を世に出して、誰かの役に立ったり喜んでもらうため」ですよね。

それならいつまでもこねくり回してないで、どこかで見切りつけてポンと世に送り出すべき。早いタイミングでうまいことGOサイン出せれば、どんどん次のアウトプットをしていける。

クリエイティブに限らずどんな仕事でも毎日たくさんの業務をこなすことで、1年後2年後にはもっと良い仕事ができるようになっていくもの。

どんなことも、数をこなすことでこそ質が上がっていきます。

「とりあえずやっちゃう」ができない人は損してる

深く考えすぎたり、慎重になりすぎてそこで時間を多くかけてしまうことは機会の損失につながります。

もし自分が悩んで一手を出すあいだに、まわりの人たちが二手も三手も出していたら。
「質を上げようと時間をかけた一手」じゃなく、「質を維持しながら数も打った二手三手」の方が大きな成果を出せる可能性が高いのだとしたら。

自分と周りの人とのあいだにはいつのまにかどんどんと差が開いていきます。「とりあえずやっちゃう」ができない人は知らず知らずのうちに損してしまっているんです。

人生をかけたワンショットよりそのとき出せるべストショットを

こだわることや時間をかけることそのものは、もちろん無駄じゃないと思います。たとえばアルバムを作るために何年間もかけてバンドメンバーとスタジオにこもって曲作りをしたとか、民族音楽の曲を作るために何ヶ月間も異国の地を旅してきたとか。

そういうエピソードやストーリーは作品の付加価値になるので大いにアリ。っていうか超かっこいい。そういう異様とも思えるほどのこだわりが評判となって、うまくいくこともあるかもしれません。


しかし、時間と予算をかけまくって放った「人生をかけたワンショット」が虚しく空を切ったら...考えるだけで恐ろしい。当たったらかっこいいけど、なんかギャンブルっぽいですよね。

それより「そのとき出せるべストショット」を常に打ち続けるほうが真摯な感じがするし、そのほうがうまくいく確率は飛躍的に上がりますよね。

一発目のベストショットが外れてもどんどん次の「そのとき出せるべストショット」を繰り出していけば必ずべストパフォーマンスの質は上がっていくし、手数が増えれば自然とそのぶん人の目にも留まりやすくなるので知名度も上がります。そして会心の一撃が出せる可能性もどんどん上がります。

やべえ、なんだかイケそうな気がしてきた!小難しいこと考えてないでとりあえず思いついたことを今すぐやっちまおうぜ!!!

おわりに

急にテンションが上ってきたところで、本日のまとめ。
  1. 費やした時間や労力とその結果は必ずしも比例しない
  2. ためらわずGOサインを出す勇気も大事
  3. 「とりあえずやっちゃう」ができない人は損する
  4. 人生をかけたワンショットより、そのとき出せるべストショットを
「俺はまだ本気出してない」ではなく、「これが今の自分の実力なんだ」と認めた上でどんどん次に反映させて成長していきたいですね。

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