友人が投資詐欺(ポンジスキーム)で騙されてたので徹底的に調べあげて説得した話



友人が新手の投資詐欺(ポンジスキーム)に騙されていたので、徹底的に調べてガッツリ説得しました。その一部始終をここに忘備録として書いておきます。

1億総株主とか1億総投資家社会なんて最近耳にしますが、危険な投資先は選ばないようにくれぐれも皆さんご注意くださいね。

きっかけは友人からのLINE

ある日、友人AからひさびさにLINEで連絡がありました。

仕事のことや近況報告もそこそこに「最近FXを始めてかなり調子がいいんだよね」という話題が出てきました。

(僕自身もFXなどをすこしやったことがあるので)一体どんなものか興味が沸いて掘り下げてみたところ、まったく聞いたことのない証券会社のFX自動売買システムで、会員登録は紹介制、まだサービス開始してから数か月とのこと。そしてA自身も職場の先輩から紹介を受けて2か月前から始めてすでに20万以上増えたということでした。

この時点で「ん?なんか大丈夫か?」と思ったのですが、全容が見えなかったのでそのまま話を聞いているうちにAから電話がかかってきました。

「一緒にやろうよ、金持ちになれるよ」

電話口のAの声は落ち着いてはいるものの、内心興奮していて誰かに話したくてたまらないといった感じでした。

聞けば聞くほど怪しい

せっかくもらった電話なのでいろいろと気になることを質問してみたところ、以下のようなことが分かりました。

①会社のこと

  • 日本発の新興の証券会社?
  • 起業したのは超大手外資系保険会社の元トップセールスマン
  • 会員登録は紹介制のみ
  • 最低入金額は100万円から
  • 入金したお金は出資金として会社が運用する
  • 高いレバレッジで取引できる海外で開設している
この時点ですでに怪しいんですが、特にヤバいところをチェックしていきます。

日本発の新興の証券会社?

まだ出来て数か月の新しい証券会社(以後、B証券と記載)を自称していて、そのせいかGoogleなどの検索エンジンやTwitterなどSNSで検索してもほぼヒットしません。「怪しいかな?」と思っても、情報が出てこないんですね。

さらに「まだ有名になってないのでこれから来るビッグウェーブに乗れる」的な誘い文句をちらつかせてくるようです。

起業したのは超大手外資系保険会社の元トップセールスマン

証拠もなく某超大手企業の名前を出したりスゴそうな肩書や実績をアピールしてくるのは詐欺師の常套手段なので要注意。

まぁ詐欺師じゃなくても露骨に自分の社会的ステータスを誇示してくる俺様自慢タイプとか、「俺の周りにいる人はすごいんだから、俺もすごいんだぜ!」タイプの人はだいたい難アリだよね。。(偏見)

会員登録は紹介制

会員登録はなぜか友人・知人からの紹介制でクローズドになっています。『不特定多数の人には知られたくない』という感じが漂っていますね。

友人Aの状況を見て、この制度の効果がよく分かりました。これについては後ほど書いていきます。

入金したお金は会社が運用する

僕の知るかぎりでは証券会社のFXであれば入金したら自分のアカウントで自分で運用するのが普通だと思うけど、ここでは紹介制で集めた会員からの出資金を会社が運用するスタイルとのこと。

調べてみたところ、こういう形態のことを「私募ファンド」とか「プライベートファンド」と呼ぶみたいですね。しかし、友人Aから聞くかぎりではこのB証券は証券会社を名乗っているようでした。

高いレバレッジで取引できる海外で開設している

「日本では個人口座の最大レバレッジは25倍までと金融庁によって定められているが、海外FXのレバレッジ上限は数百倍。そこで運用するから利益率が非常に高い」という説明をされたらしい。

この時点で国内の証券会社・FXブローカーとして金融庁に登録がない=無登録営業をしていることがうかがえます。

②自動売買システムのこと

  • 某超大手企業エンジニア・20年FX無敗の天才が開発したFX自動売買AIシステム
  • 完全自動売買なので通貨ペアの選択もなし、ほったらかしOK
  • 将来的に年利回り50~70%になる
  • MT4(アプリ)でトレード履歴が確認できる
もうとにかくすべてが怪しいんですが、特にヤバいところをチェック。

某超大手企業エンジニア・FX歴20年無敗の天才が開発したFX自動売買AIシステム

全部のワードが「なんそれ」状態。もし仮に「年間通算がプラス=勝ち」の状態が20年続いてることを無敗と呼ぶとして、それをAIプログラムで自動化して無敗で儲かり続けてるなら、わざわざリスク背負って他人に提供してビジネスする理由が不明。

だってそんなことしなくたってずーっと無敗で無限に儲かるんだから。まぁもしそれが本当ならの話だけど。。

完全自動売買なので通貨ペアの選択もなし、ほったらかしOK

『完全自動売買』は中身が見えなすぎて怖い。。

僕自身もFX自動売買(トライオートやトラリピなど)を試したことがありますが、基本的には自分で通貨ペアなどトレード対象を選ぶ必要があって、あくまでそのあとの売り買いのタイミングや幅を過去のレートから算出した設定値の範囲内で自動売買してくれるというものです。

「知識も経験も不要、全部おまかせ、ほったらかしでラクしてお金が稼げます!」というものには絶対にまともなものはないんですよね。

将来的に年利回り50~70%になる

友人Aは「今は年利回り20%だがAIが学習していき、将来的に年利回り50~70%になる」という説明を受けて、それを信じ込んでいました。

投資について調べたことがある人なら年利回り50~70%というのがどれくらいありえない数字かすぐに分かると思います。。

ピンとこない人のために説明すると、もし利回り70%なら100万円をたった10年運用するだけで2億円になります。1000万を10年運用したら20億円になります。これをもっと大きい資本金でやったらどうなるかは自明の理。

もしそんな莫大な利益を生み出す金融商品やシステムが存在するなら日本だけじゃなく世界中の証券会社や投資家が殺到して手放しで大絶賛するでしょう。でも、なぜか入り口のめちゃくちゃせまい紹介制なんですよね。一体なぜでしょうか?

MT4(アプリ)でトレード履歴が確認できる

MT4(メタトレーダー4)というのはFXトレード用のモバイルアプリのことです。僕が使っている証券会社はMT4に対応していないので初耳でした。

ただ、このMT4自体はあくまでただのサードパーティ製アプリであって結局は任意の証券会社のアカウントとAPIで連携するので、その証券会社自体がインチキであればトレード履歴にはなんの信憑性もないわけです。ってことは「実際の為替(お金)の動きとは関係なく、MT4アプリ画面上ですごく利益が出てるように見せることは可能なんじゃね?」と僕は考えました。

あるいはデモ口座みたいなものを作って、実際にお金は動いてないけど数字上は儲かってるように見せるという感じでしょうか。

僕自身はMT4やプログラミングについては詳しくないけど、年利回り70%を実現する自動売買システムを開発するよりも、架空のトレード履歴を吐き出すデモ口座やAPIを作る方がよっぽど実現可能性が圧倒的に高いと思いますね。

③友人Aとその周囲の状況

  • 友人AB証券で取引を始めて2か月で20万円以上増えた
  • 親のお金を預かってさらに100万円追加した
  • 言ってることが「洗脳された人」みたいな感じになっている
  • 投資を始めたきっかけはお世話になってる職場の先輩Cからの紹介
  • 先輩CはなぜかそのB証券の外部役員に任命されているらしい
  • かなり羽振りが良くお金に余裕がある様子とのこと
  • 資金1000万円で始めて4か月で3300万円になったスクショを送ってきた
  • 友人Aの職場では先輩Cの勧めで投資を始めた人が他にも複数人いる
なんだかウシジマくんみたいになってきましたね。。

友人Aの様子

詐欺と分からずにハマってる人ってきっとこんな感じだと思うんだけど、「これで金持ちの仲間入りだ」とか「クルーザー買おうぜ」みたいなことをマジで言ってるんですよ。

今まで海にも船にもそこまで興味なかった船舶免許もない人間がこんなことを言い出すなんて、あきらかに気が大きくなってる証拠だと思うんだけど、たぶん誰かが「君もこれで金持ちになってクルーザーでもなんでも好きなものが買えるよ」とか吹き込んでるっぽいな、と推測しました。

ふだんはそんなこと言わないような人なのになんか変だな?というのは怪しいポイント。

先輩C

うさん臭さMAXな人物。

しかし、この先輩C友人Aと同じ職場に勤務していて毎日顔を合わせるだけでなく、プライベートでも親しくかなりお世話になっている関係性とのこと。これがめちゃくちゃ重要でした。

とても素直で人の良い友人Aにとっては純粋に「良い人がすごい良い話を教えてくれた」みたいな感じになっていました。そこには「この人が言ってるんだから大丈夫」という信頼関係があり、なおかつ紹介制のみという入り口であることが結果的に友人Aが深みにハマるきっかけになってしまったようでした。

スクショ

よくあるパターンなんだけど、残高が何億円みたいなスクショとか簡単にイジれるのでそれ自体はたいした客観的根拠にならないんですよね。

ただやっぱそこは身近な人からの紹介制システムが効いてるというか、もともとある程度信頼関係がある人から見せられると「この人の残高めっちゃ金入ってる!やっぱホントだったんだ!すげえ!!」になってしまう人はたしかにいるかもしれない。

怪しいので徹底的に調べてやった

友人Aとは高校時代からの付き合いで親しい仲だったのでどうにか手を引くように説得したいと思ったんだけど、けっこうハマってる様子だったのでそれなりの論拠を提示しないと納得しないだろうと考えて、まずはしっかり調べることにしました。

Google検索で何が出るかな?

B証券の名前で検索してもほとんど情報が出てきません。
しかし、英語表記、カタカナ表記、キーワード検索など様々な組み合わせを試すといくつかのページがヒットします。
  1. 「B証券の評判は?実際に試してみた結果...」的な怪しい個人ブログ
  2. ランサーズで証券会社のロゴデザインを依頼しているページ
  3. B証券の公式サイトと思しきページ

1.怪しい個人ブログ

こういう「○○の評判は?実際に試してみた結果...」みたいなタイトルの個人ブログやサイトよくあるけど、マジでゴミみたいな記事も多々あるので信憑性がどれくらいあるかを見極めた方が良いです。

今回Google検索で見つけた個人ブログは著者プロフィールや本文中に『いろんな投資をやって酸いも甘いも知っている人間』であることをアピールしていましたが、他の記事に出てくる投資商品や会社の固有名詞がまったく聞いたこともないようなものばかりでした。

僕が知らないだけかもしれないので一応調べてみたところ、やはりどれも詐欺とかマルチ商法などのキーワードが出てくる怪しげなものばかり。

『いろんな投資をやって酸いも甘いも知っている人間』であればもっとポピュラーな証券会社の名前とかも出てきてもいいはずなんだけど、なぜかブログ内で紹介されているのはめちゃくちゃマイナーでグレーなものばかり。信憑性かなり低い。

というわけでマジでゴミみたいな記事しか出てきませんでした。

2.ランサーズでロゴデザインを依頼している

最初に書いておきますが、ランサーズを使っていること自体はまったく悪いことではありません。ただ、どちらかというとクラウドソーシングでの依頼はスモールビジネスで使われる傾向があります。

今回のB証券のような年利回り70%を公言するとんでもないビッグビジネスを開始するにあたって、自社の看板となるロゴをクラウドソーシングで格安で発注するのか?というのが正直な印象でした。

そんなビッグビジネスをブチあげるなら有名なデザイナーとかに頼んだ方がブランド力もアップして信頼性も増すのになぁ。

発注者を検索

さて、気になったのでランサーズの発注者プロフィールをチェックしてみると、個人名ではなくD社という名称(B証券とは別の名前)で所在地は大阪、それ以外の項目は空欄。手掛かりは少ないですが、まずはこのD社というワードで検索してみました。

すると、Linkedinで「D社のCEO」と名乗る男性Eさん(大阪在住)のページが出てきました。

それじゃあ今度はこのD社のCEOのEさんの名前で検索してみると、なんとMatoMaという集団訴訟プラットフォームのページがヒット。内容は「Eさんが主導していた『競艇自動売買ソフトによる投資ビジネス』は詐欺だったので集団訴訟しよう」というものでした。

おやおや、これは。火のないところに煙は立たないなんて言いますが、まさしくそんな雰囲気。どうやらEさんはかぎりなく黒に近い人物と言えそう。

ちなみにEさんのLinkedinにはD社の他にもF社のCMOという肩書もありました。このF社を調べてみるとGoogleでは一見ちゃんとした企業っぽいサイトなどが出てきますが、TwitterでこのF社のことをキーワード検索すると「投資詐欺」を指摘するようなツイートがいくつか散見されました。

全部伏せ字になってて分かりにくい文章ですみません。本当は全部載せたいのですが、まだ摘発されていないので僕の方で勝手に個人や会社を特定するようなことは書けないのです。。

3.B証券の公式サイトと思しきページ

なぜ公式サイト「と思しきページ」と書いているかというと、どういうわけかこのページが一番検索にかかりにくいんです。

普通の企業なら公式ページはSEOを使ってトップ表示されるようにお金をかけますし、紹介制のみで完全クローズドにしたいのならそもそも検索にヒットしないように「noindex」タグをつけることも出来るはずです。

このような謎仕様の公式ページを調べたらいったい何が出てくるでしょうか?何が出るかな、なにがでるかな♬🎲

出口も入り口もない迷路みたいなサイト

さて、ただでさえ検索にかかりにくいこのサイトですが、ヒットして出てくるのはログイン/会員登録ページだけ。メニューはおろかトップページへのリンクがありません。

出口も入り口もない迷路みたいなサイト。むかし駄菓子屋でよく買ってたFELIXの10円ガムの裏紙にあった迷路みたいだな。

で、URLをいろいろと打ちかえていくとトップページらしきものを発見できました。
しかし、そこには会社の所在地とか金融庁の登録番号は何も書いてない。ふつうは書きます。日本の金融業者としては届け出ていない所在不明の業者です。

さらに調べていくとページの一番下に「(D社っぽい名前) is authorized and regulated by Labuan FSA with License number ○○.」との記載。これは「ラブアン金融サービス庁(マレーシア、ラブアン島のオフショア金融センター)に認可・登録されている」と書いてある。ホンマかいな?

WikiFXで調べてみよう

WikiFXとは、為替ブローカーの正規性、合法性、真実性の検索ができる第三者プラットフォームです。その他、WikiFXは権威あるデータを元に、ライセンス価値、規制レベル、ソフトウェア品質、リストコントロール能力及び業務実力などから、為替ブローカーを総合的に評価します。(WikiFXより引用)
WikiFXでは世界の証券会社・FXを扱う業者を総合的に評価してランク付けをしています。

たとえば日本でも大手の大和証券とかSMBC日興証券、楽天証券などもランク付けされています。こういった有名どころは当然金融庁に登録がありライセンスを持って運営されているため、軒並み高評価がつけられています。

このWikiFXは有名どころだけでなく無名なFX業者も網羅しており、むしろそういった無名な業者がどのくらい信頼度があるのか?というのをチェックするウェブサービスでもあります。

検索ワードにB証券の名称を入力すると、さっそくヒット。

超低スコアかつ「ノンライセンスの危険な業者なので利用しないでください」との警告メッセージが表示されました。おやおや。

WikiFXが100%正しいと鵜呑みにするものではありませんが、ここまでの要素とあわせて総合的に考えたら妥当な評価と感じますね。

海外FX業者を辛口評価


こちらは個人の方が「合法性に問題がある投資・FX業者」についてまとめた情報データベースサイトです。(あくまで個人の方が調べたもので、信憑性については読み手次第ではあります)

僕が読んでみた限りでは膨大な情報量でものすごい数の業者についてリストアップしながらも、そのいずれも要点を抑えた的確な指摘です。詐欺を警戒するIT・投資リテラシーの高い人ならまずそこらへんを見るだろう、というところをことごとくチェックしているので個人的には素晴らしいデータベースだと思います。

このデータベースの中にB証券の名前がしっかりありました。

それにしてもここまでの数の業者をリストアップするには相当な労力がかかるはずだけど、運営者はいったい何者なんだろう。。

ちなみにこの方は他にもいくつかのサイトを運営していますが、どれもものすごい情報量のデータベースになっています。マジですごい執念。(この人をここまで突き動かす原動力がなにか知りたい。。)



友人Aに「それ詐欺だからやめろ」と伝える

ここまで調べた内容をLINEで送ってひと通り読んでもらったあとに電話しました。

「え、マジか!!」

かなりのめり込んでいた友人Aを説得するために調べた甲斐あって、「ここまで怪しい要素があるとさすがに詐欺だよな」と考え直してもらうことが出来ました。その上で「今の時点で出金を申請した方がいいよ。たぶんなにかしらの理由をつけて出金させないようしてくると思うけど...」と伝えました。

翌日友人A先輩Cにすぐに出金したい旨を伝えたところ、その日のうちに3回断られて最終的に「せめて2週間待ってもらえませんか?」と謎の引き止めが入ったそうです。

最終的には先輩CがB証券の中の人とやりとりして、1か月後くらいになんとか残高を出金できたそうです。ギリギリセーフ...!

少なくともこれによって僕の友人だけでも助けることができました。本当に良かった。。

よくあるタイプの投資詐欺

夕方のニュースの特集とか、ネットでしか見たことなかったけどこんな身近でも起きるとは思わなかったですね。そういえばコロナ禍になって仕事やお金に困る人/逆に海外旅行などができなくなってお金余り状態の人が増えたことなどから投資詐欺案件が例年より増えている、という話がちょうど先日ニュースでやってました。

ポンジ・スキーム

今回のB証券の手口は投資詐欺の常套手段、ポンジ・スキームの特徴によく似ています。
ポンジ・スキームとは:
「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、実際には資金運用を行わず、後から参加する出資者から新たに集めたお金を、以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用によって利益が生まれ、その利益を出資者に配当しているかのように装うもののこと。投資詐欺の一種に分類され、日本語で「自転車操業」と呼ぶような状態に陥り、最終的には破綻する。
Wikipediaより引用
このポンジスキームという投資詐欺の手法自体は実は100年前からある非常に有名な手口なのですが、今でも手を変え品を変えていろんな人を騙し続けているわけです。

ひとり100万~1000万を集めてれば仮に10万~20万ずつくらい配当金渡しても胴元にお金は残るし、出資者は「ホントにお金が入ってきた!」と舞い上がってさらに入金しちゃったりするものですよね。

MT4を使った詐欺

MT4について調べていたときにたまたま見つけたんだけど、つい最近似たようなことをやってるJENCOという仮想通貨を扱った詐欺業者がいるようです。

ここでも「MT4でリアルタイムでトレードが見れるので安心!」と謳って取引の透明性をアピールしていながら、しばらくして「出金モジュールのエラー・トラブルでメンテナンスのためしばらく出金できません」みたいないかにもな理由で出金を封じてそのままドロンしてるっぽいです。

このスレッドのやりとりはすごく生々しい。
最初は「疑ってる人 vs 実際に利益が出てると主張する人」の構図なんだけど、最後スレッドの一番下の方では被害にあったと思わしき人たちのコメントが一気に多くなる。怖。。

金融庁のページをチェックしよう

無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について

日本の金融庁はこういった無登録の業者リストを公開しているのでまずチェックしてみると良いです。

新興の詐欺集団の場合まだリストに載っていないこともありますが、どのような手口の投資詐欺が世の中に蔓延っているかを垣間見ることができます。

おわりに

このB証券がポンジスキームか、違法なのかどうかの確実な判定は僕にはできません。が、総合的に考えてとても危険だと思います。

記事全体を通して伏せ字ばかりで分かりにくい文章ですみません。本当は全部載せたいのですが、まだ摘発されていないようなので僕の方で勝手に個人や会社を特定するようなことは書けないのです。いずれこの会社の名前が詐欺業者として公に出るようなことがあれば、この記事に追記しますね。


(2023/02/24追記)ついに詐欺業者の情報が公になっていました!
85億円超集めたか 無登録FX取引 業務差し止めの申し立て

Mt.light(MTL)の代表者1名による金融商品取引法違反行為に係る裁判所への禁止及び停止命令発出の申立てについて

「おととし8月からことし7月までの間に、およそ2000人の投資家から85億円を超える資金を集めてFX取引の事業を行っていたということです。」ですって。想像していたよりもかなり規模が大きかったんですね。。


本件に限らず世の中には投資詐欺みたいなものはたくさんあって、罠にかかる人間が来るのをポッカリ口を開けて待ち構えているので、これを見ている人もうかつに騙されないようにくれぐれも注意してくださいね。

本来うちのブログは音楽制作がメイントピックの雑記ブログですが、たまたま身の回りでこういった出来事があったため忘備録として書くことにしました。この記事がすこしでも投資詐欺被害防止の啓蒙になれば幸いです。

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