ベタ打ちでも超いい感じになるすごいヴァイオリン音源【Embertone - Joshua Bell Violin(ジョシュア・ベル・ヴァイオリン)】をレビュー

めちゃくちゃイチオシなので、ソロヴァイオリン音源を探してた方は要チェック。

Joshua Bell Violin(ジョシュア・ベル・ヴァイオリン)とは?

 

その音はまさに世界で最も求められているクラシック音楽家の一人、ジョシュア・ベルのサウンドです。ベル氏が録音したすべてのサンプルは、彼の芸術性と繊細さに満ちた演奏でした。(公式ページより引用)

グラミー賞を受賞した世界有数のヴァイオリニストJoshua Bell(ジョシュア・ベル)が最高峰の名器とされる数億円のストラディヴァリウスを使用して収録されたという、なんだかものすごいヴァイオリン音源です。

「伝説的なヴァイオリニストによる演奏のニュアンスと貴重なヴァイオリンの音色が自宅のDAWで再現できる!」というと、2万円くらいの音源がめちゃくちゃ安い買い物に思えますね。

ちなみにEmbertone(エンバートーン)はリアルで良質なヴァーチャル・インストゥルメントを低価格でリリースしている超優良デベロッパーなので要チェック。

おすすめポイント①ベタ打ちでもいい感じになる


私たちはジョシュアのストラディヴァリウスの音域全体を通して、可能な限りの音符間のトランジションを12の異なるスタイルで録音しました。ボウ・チェンジ、スラー、ポルタメント、異なるスピードとダイナミクス。メロディを演奏している時には、実際の演奏が聞こえてきます。(公式ページより引用)

ジョシュア・ベルの演奏ニュアンスを収録しているため、DAW上でMIDIをサクッとベタ打ちしただけであたかもビブラートやレガートを細かく打ち込んだかのようにしなやかに鳴ってくれます。

もちろん細かな設定でより作り込むことも出来ますが、この音源のイチオシポイントはやはりこのとにかく難しいこと抜きで生演奏のニュアンスが出せるというところですね。

「サウンドデモでは手間暇かけて打ち込み・ミックスされてるのでめちゃくちゃ良さそうに聴こえるけど、実際に買って使ってみたらアーティキュレーション(奏法)の設定などが難しくて全然思った感じにならない...」というのはDTM音源・プラグインでは超あるあるですが、このJoshua Bell Violinではそんなことはありません。

おすすめポイント②ふくよかで輪郭のハッキリした音

私たちは録音の費用を惜しみません。受賞歴のあるエンジニアのRichard Kingをセッションのリードに迎えてNYのAvatar Studiosでレコーディングを行いました。この部屋は音に色をつけることなく、不必要な反射もなく、音が花開くのに十分なスペースを与えてくれた完璧な空間でした。(公式ページより引用)

いわゆるシネマティック系っぽいオフ気味な音が遠くて遅い感じ(空間の響き)とは違った、オンマイクで楽器の豊かな響きが収録されており、速いパッセージでも輪郭のしっかりした音が鳴ります。

ストラディバリウスによるものなのかとても倍音が豊かで、メインメロに据えても遜色ない存在感のある音です。ソロヴァイオリン音源として非常に優れています。

Joshua Bell Violinで実際に曲を作ってみました


シネマティックな感じの曲ももちろんバッチリ。


ゲームっぽい感じの楽曲でもイケちゃいます。
こういったリード楽器は生演奏収録できるのがもちろん一番良いのですが、「打ち込みでも高いクオリティーにしたい!」という人には非常にオススメです。

まとめ

とにかく良い音、ベタ打ちでもそれっぽい演奏というのが最大の利点なので、そういったソロヴァイオリン音源を探していた人には絶対にオススメの逸品です。

Joshua Bell Violin(フルバージョン)は199ドル。
Joshua Bell Violin

Joshua Bell Violin Essential(下位バージョン)は99ドル。
Joshua Bell Violin Essential

奏法や機能など一部制限はありますが、半額程度で音質などはまったく同じなので199ドルはお高くて出せない...という方でも充分にJoshua Bell Violinの良さを堪能できるのでこちらもオススメ。

おまけ

ちなみにジョシュア・ベルって誰でしたっけ?という人でもきっと見たことがあるであろう有名な動画を貼っておきます。


ワシントン地下鉄のラッシュ時に野球帽をかぶったストリートミュージシャンが駅構内でヴァイオリンを演奏しているものの、ほとんどの人が関心を示さず通り過ぎていきます。

しかし、実はそのストリートミュージシャンはグラミー賞受賞の演奏家ジョシュア・ベルが氏のストラディヴァリウス(価値にして数億円もの名器)を使ってコンサートと同様の曲目を演奏していた!という実験。

ワシントン・ポスト紙が行ったこの実験は「たとえ近くで名演が行われていても、注意深く観察しなければ多くの人がそれに気付かない」ということを示した実験報告としてピューリツァー賞を受賞しています。

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