3泊4日の出張に財布忘れて所持金ゼロで行ったけどキャッシュレス決済のおかげで無事に生還した話




こないだ会社の仕事で九州某所に出張へ行ったんだけど自宅から1000km以上離れた土地で財布を持たず現金もクレジットカードもナシの極限状態で3泊4日乗り切ったというなかなか珍しい経験をしたので、せっかくだから記録として残しておくことにした。


1日目:飛行機に乗ってから財布ないことに気付く



いつも出張行くときは電車で空港まで行くんだけど、今回はけっこう偉い上司2人と一緒に行く出張だったため「空港まで車で行くから乗っていきなよ」ということで断るのもなんだしご厚意に甘えて同乗することに。

空港についてからも上司が全部エスコートしてくれてJALメンバー専用ラウンジでビール飲んだり、まい泉のカツサンド食べたりと自分はまったくお金払わなくて済んだ。めちゃ手厚い。

お金を出すタイミングが全然なかったうえに、航空券もイーチケットだったので、 財布はカバンに入ってるものだと思い込んだまま搭乗。

機内で手荷物カバンを見て、初めて財布がないことに気付きました。
『え、これ終わったんじゃね?』ってなった。シビれる。



出張先に着けば移動時のタクシー代やホテル代、食事代などあらゆる場面で財布が必要になるだろう。でも持ち物は手に握りしめたiPhoneと着替えの服のみ。

▼3泊4日で必要なお金
タクシー代 1500円(片道)×2=3000円
ホテル代 8500円(1泊)×3=25500円
食事代 500円〜1000円(1食)×10=5000〜10000円
飲み会・交際費 ?
合計 33500円(最低額で計算
所持金 0円

必要な出費を計算してみたけど、どう考えても絶対に33500円はかかる。
最悪メシを一切食わないとしても30000円近くはかかる。
なお、所持金は0円である。絶体絶命だ。

財布ナシの状況をどうフォローするか考える



財布を忘れたことを正直に上司に打ち明けてお金を借りるか...

しかし相手は年が二回りほども上のかなり偉い上司が二人。
対して僕は半年くらい前に今の職位になったばかり。

幸運にもなんだか気に入られているようでなんとなくいろいろと期待されているフシはあるが、体感的にまだ完全な信用は得られていないな、という状態。

ここで「3泊4日の出張に行くのに財布忘れてきたアホ」の称号を獲得しちゃうと今後仕事する上でめちゃくちゃめんどい。どれだけ頑張ってもこの不名誉な称号を払拭するのは相当難しいだろう。客観的に話を聞いたら自分でも 「こいつはめちゃアホだから重要な仕事は頼まないようにしよ」って思う。笑

なのですぐには上司には打ち明けずに、どうにかして別の方法で乗り切ることを考えた。
少なくとも今日1日生き抜くうえで必要な分はすぐに用意しなくては。

▼1日目:必要なお金
タクシー代 1500円(片道)
ホテル代 8500円(1泊)
食事代 500円〜1000円(昼食)
飲み会・交際費 ?(ごちそうしてもらえるかも?)
合計 10500円(最低額で計算
所持金 0円

今日1日を乗り切るためだけでも、少なくとも10000円は絶対に必要ということがわかった。なお、所持金は0円である。

キャッシュレス決済という選択肢


財布がないならキャッシュレス決済を使えばいいじゃない。
ということでまずパッと思いついたのはLINE Pay

LINE Pay



LINE自体のアカウントは持っていたのでLINE Payにもスムーズに登録できた。たぶん1分もかからずサクッと手続きは済んだ。

LINE Payにお金をチャージするためにはクレジットカードかネットバンキングが必要。
手元に財布がないため当然クレジットカードも手元にないのでカード番号がわからなかった。。

しかし、楽天銀行の口座ならスマホからログインできるし口座番号も支店番号もバッチリ!この時点でとりあえずネットバンキングで5万円をチャージすることに成功。

さらに調べてみると、セブン銀行とLINE Payを使えば【スマホATM】という機能を利用してスマホでQRコードを読み込むだけでコンビニATMから現金の引き出しが可能であることが判明!

あ、これもう勝ったわ。勝利の方程式だ。


勝利の方程式、敗れる

目的地の空港に着いたあとダッシュでセブンイレブンに向かって、セブン銀行ATMで5万円出金しようとしたら「お取引できません」の文字。

めちゃ焦って調べてみたら「LINE PayのスマホATMで出金できる上限は24時間で1万円」という制限があることが分かった。

マジか...無一文は避けられたが、しかし1万円だと空港からのタクシー代(1500円)とホテル代1泊分(8500円)を払ったらまた所持金ゼロになる...メシ食えないどころか、うまい棒も食えないな...

とりあえず空港から予約していたタクシーに乗り込み、涼しい顔でタクシー代を支払う。
心の中はまったく穏やかではない。

PayPay


タクシーの移動中、ホテル代をどうにか現金以外の方法で工面できないか全力で調べていたら、なんと宿泊予定のホテルに「PayPay支払い導入しました!」の文字が。

おやおや、あるじゃないですか。こんなところに突破口が。

すぐさまPayPayのアカウントを作成。

【ヤフーウォレット】というヤフーのサービスで利用している決済方法と連携することができるので、以前ヤフオクで登録したクレジットカードで決済ができるようになった。


あー、これは勝ったな。勝利の方程式だ。

勝利の方程式、ふたたび敗れる

ホテルにチェックインするときにPayPayで決済しようとしたら「支払いできません」と表示される。どうやらPayPayもカード決済の場合は1日の支払い限度額が2万円以下だったのである。


フロントで「自分、PayPayで払っていいすか?」とドヤ顔で切り出したあと、限度額を超えていて支払いできず「すみません...とりあえず現金で今日の分だけ払いますんで...」と手持ちの全財産をポケットからジャラジャラ出したあの瞬間を忘れることはないだろう。。


結局、空港のセブン銀行ATMでおろしたなけなしの1万円はタクシー代(1500円)とホテル代(8500円)を支払ったらまた所持金ゼロの無一文に戻ってしまった。

所持金がマイナスになる



色々あったが無事にホテルに到着したあと、夜は上司と現地のスタッフたちと合流して飲みに行くことになっていた。無一文なので普通に考えて飲みに行くのはムリ寄りのムリである。

とはいえ出張初日でプロジェクトにかかわる全員の顔合わせも兼ねていたので参加せざるを得ないし、上司がお店を事前に予約していて「今日行く店、うまいから楽しみにしててよ」的なことを言っていたので、なんかご馳走してもらえそうだなという打算的な考えもあり出席した。なんなら人のお金だと思ってモリモリ飲み食いした。

そうして顔合わせ会はひとしきり盛り上がりシメのあいさつなどを済ませたあとで、「お会計ひとり5000円で!」という声が店内を響き渡った。


そう、この瞬間に所持金がマイナス5000円になったのである。


さすがにこればっかりはどうしようもないので、いちばん歳が近くて仲の良い現地スタッフにこっそり「ホテル代払って手持ちがなくなっちゃったから5000円貸して!明日すぐ返します!」と相談し、快諾を得ることができた。

なんとか首の皮一枚でつながった。ほぼ生首だけど。。

2日目:ギリギリセーフ

▼2日目:必要なお金
借金返済 5000円
ホテル代 8500円(1泊分)/または17000円(2泊分)
食事代 500円〜1000円(1食)
飲み会・交際費 4〜5000円
合計 18000円(最低額で計算
所持金 5000円

翌日、早朝からセブンイレブンへ直行してLINE PayのスマホATM機能で1万円おろす。

前の夜に借りた5000円を返して、残った2泊分のホテル代も17000円くらいでPayPay支払いの上限内だったのでこちらも支払い完了。

残る手持ちは5000円。今日のメシ代もかかるし、不測の出費も考えられる。
心配しながらソワソワしながら仕事に行ったが、昼メシは上司がおごってくれた。手厚い。。おかげで結局この日は5000円を死守したまま仕事を終えることができた。

そのあとまた上司に飲みに誘われたが、参加必須だった顔合わせも昨日済んでいるので「昨日飲みすぎてまだちょっと本調子じゃないので今日はやめときます!明日行きましょう!」とズバッと断った。「NO」と言える勇気はある。「財布がない」と言う勇気はない。

夕飯はホテルでほっともっと弁当(500円)を食べたので、残金4,500円。

3日目:逃げ切り成功

▼3日目:必要なお金
食事代 500円〜1000円(1食)
飲み会・交際費 4〜5000円
合計 4500円(最低額で計算)
所持金 14500円

3日目も早朝からセブンイレブンへ直行して、LINE PayのスマホATM機能で1万円おろす。

これで前日の残金と合わせて14,500円となり、ここらへんから急に強気になってきた。
仕事の合間にやたら缶コーヒーを飲んだり、昼メシを大盛にするなど普段よりもむしろ若干贅沢した。この2日間いろいろと抑え込んだ分のリバウンドである。

出張最後の夜なのでまた飲みに誘われることも想定して所持金は残していたのだが、上司たちはそれぞれお気に入りのお姉ちゃんのお店に行ったらしくかなり出費を抑えることができた。やったぜ。

余裕が有り余っていたので夜メシはちゃんとラーメンを食べてコンビニでスイーツなどを買った。最高。

残金は13000円くらい。

4日目:堂々の生還

▼最終日:必要なお金
タクシー代 1500円(復路)
食事代 500円〜1000円(1食)
おみやげ代 5000円
合計 7000円(最低額で計算)
所持金 23000円

最終日もちゃんと朝早めに起きてセブンイレブンで1万円おろす。前日の残金と合わせて23000円もあるので、もはや怖いものはなにもない。なにせ必要なお金の欄に「おみやげ代」を入れてしまうほどの余裕さえあるのだ。

空港でおみやげをしっかり購入して帰りの便に乗り込み、そのまま無事に何事もなく羽田空港に帰着。

そして空港の駐車場、上司の車のもとへ3日ぶりにようやく戻ってきた。

車に乗り込むとシートとドアポケットの隙間に財布が挟まっていた。

おわりに

そんなわけで見知らぬ土地で3泊4日、無一文で財布ナシでも乗り切れるということを不本意ながら証明してきました。

一番印象に残ってるのは1日目の飲み会のときに上司たちが言ってた「プロの仕事人っていうのは『早く仕事ができる』のは当たり前なんだよ。本当は『もしもミスったりトラブっても失敗で終わらせずに、ちゃんと成功するとこまで持ってく』ってのがプロの仕事なんだよ。」熱弁してたことですね。

「あ〜それわかる〜共感〜」ってなりました。

財布を忘れるというミスを犯してトラブってもそこで失敗とせず、どうにかして乗り切って無事に成功を収めたので。僕もいわゆるひとつのプロということでいいですか。

注意点

LINE Pay

LINE Payはチャージするためにクレジットカードかネットバンキングが必要です。
持っていない場合、または番号などがわからない場合は現金でコンビニATMなどからチャージするしかありません。今回の僕みたいに財布がない場合は詰みます。

楽天銀行などのネットバンクのアカウントを作っておくことをオススメします。
都市銀行とか信用金庫でもネットバンキング登録ができるので、まだやってない人はぜったいやっといた方が良い。

あとスマホATM機能はどうやっても1日に1万円しか下ろせないので要注意。

PayPay

PayPayもチャージするためにクレジットカードかネットバンキングが必要です。さらに、Yahooと提携してるサービスだからか楽天銀行が使えません。使える銀行がけっこう限られてるので要注意。

そのかわりYahooウォレットと紐づけられるので、ヤフオクとかYahooショッピング使ってる人とかそっちで登録してるクレジットカード情報をインポートして使うことができます。

おわりに②

ここまで書いといてなんだけど、マジで俺は一体何を書いてるんだ?という気持ちがめちゃくちゃ強くなってきたので今回はここまで。

財布を忘れて飛行機に乗る人はほとんどないと思いますが、万が一そういう最悪なことがあってもこういう突破口がありますよ。という話でした。

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