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2016/10/30

音楽素材販売サイト「オーディオストック(AudioStock)」は音楽クリエイター的にどうなの?

今回は日本最大級の著作権フリーBGM・効果音素材販売サイト「オーディオストック(AudioStock)」について。


サービスの概要と、音楽クリエイター目線で利用した感想など書いてみたいと思います。


オーディオストックってなに?



オーディオストックは、アプリや映像の制作、イベント等で利用できるBGMや効果音等の音源を購入できるサービスです。

たくさんの音楽クリエイターが自身の作品を登録しており、利用者はそこからイメージにあった曲を探して低価格で高品質な音源を利用することができます。
また、 クリエイターに直接制作を依頼する「直接依頼」や、音源を募集する「コンペ方式」といった形式でも音源を購入することができます。

BGMや効果音などの素材が欲しくなったときにサクッと検索して購入できるサイトということです。


音楽クリエイターから見たオーディオストックのいいところ


使ってみていいな、と思ったところを挙げてみます。
売価を自分で設定できる
厳密には1曲1,000円〜3,000円の間で選択する感じなのですが、曲の長さや売り方に応じて選択できるので、たくさんの曲が購入してもらえればその分収入になります。

曲の権利を手放す必要がない
音源の使用ライセンスを販売するので、曲の著作権は作曲者のものであり移転する事はないので安心。これは作曲者としてはとてもありがたいところ。
このシステムのおかげで低価格で販売できるっていうのはありますよね。

直接依頼も受注できる
販売している商品(曲)リストをチェックして気に入ってくれた利用者は、その作曲者にサイトからコンタクトをとって直接依頼をできるシステムもあります。
僕も実際に直接依頼をいただいてます。英語圏の方から依頼が来たことも!


オーディオストックのイマイチなところ


逆にあんまりかな?と思う部分についても書いてみます。
個人的な感想なので気を悪くされる方などいたらすみません。

マージンが高いのでは?
先ほど曲の売価を1,000〜3,000円で設定できると書きましたが、これは利用者の方が購入する際の値段であって、作曲者側にはここから販売手数料が引かれた額が報酬として支払われます。

で、この販売手数料というのが売価の60%なんですね。
2,000円で1曲売れても手元には800円しか入らないことになりますね。
マージン比率がちょっと高いかなぁという印象。

直接依頼の場合でも報酬の30%は販売手数料として差し引かれます。
直接依頼で1曲20,000円のお仕事をいただいても、報酬として入るのは14,000円ということです。


ぜんぜん関係ないけど山田孝之の胸毛がハンパない件。

音源審査がたまにムカつく
基本的には楽曲の登録は「データのアップロード→必要な情報の入力」のみで出来るのですが、音源審査はオーディオストックの管理側の方が手作業で行っているためか登録までにタイムラグが1週間くらいあります。

そしてたまーにこの審査に引っかかってしまう場合があるのですが、これがなんかぶっきらぼうな感じがしてムカつくんです。笑

審査も曲自体のクオリティがひっかかるというよりは「冒頭に無音部分がある」とか「ノイズのようなものが混入している」などといった理由が多いです。
一番ムカついたのが「曲の終わり方が急すぎる」という理由。そういう曲なんだよ!

まぁそこは心を鎮めて最近はフェードアウトで万事解決させてます。笑
ループさせるために曲終わりをブツッと切ってる場合はその旨を記載すること、なんて説明もあったかな。
ここは楽曲を利用してくれる方のことを考えたフォーマットにするのがベターですね。

オーディオストックで売れる曲つくるのけっこう難しい
これは作曲者側の問題ですね。笑
やはり利用者の方はゲーム・アプリ制作とか、映像制作、イベントのBGMなどに使う方が多いのであまりクセのない汎用性の高い曲にニーズがあります

僕はもともとストック販売用として曲を作るスタンスでやってたわけじゃなくて、好きでやってる部分が強いのでついクセの強い曲を作ってしまいます。笑

ポップで爽やかな曲や、コンセプトムービーなんかに使われるような曲が得意な方は向いてるかもですね。

あと、ここだけの話ですがジングルや効果音のような短いサウンドはけっこう売れます。

ぶっちゃけどれくらい売れるの?


正直、気になりますよね。
稼いでる人はオーディオストックだけで月10万単位でイケてる方もいるかもですが、それにはなかなか及びません。。

僕の場合は今月これくらいでした。


現状これだけでやってくのは無理ありますけど、音楽クリエイターとしての活動の一部としてやっていく価値はあるかな、といったかんじ。
もっと登録曲を増やして、汎用性の高いものを意識して作れば収益性はじゅうぶん上げられると思います。

どういうスタンスで売っていくのかという悩みも


先述したとおり僕はあまり売れないクセの強い曲を書きがちなので、実際に登録している曲の3割くらいが売れてて他は全然売れてないみたいな感じなんですけどw

僕としては生み出した以上この全然売れてないやつらにもちゃんと愛情があるので、このまま置いとくんじゃなくてフリー素材として公開していろんな人に使ってもらったり多くの人に聴いてもらえる方がいいな、なんて思うんですよね。
(実際に近々販売中の音源の一部を完全にフリー素材として公開しようと思ってます)

音楽作品的な色が強ければダウンロード販売で流通させて、iTunesとかで売った方がいいかもですね。


参考になりそうなブログ記事


どんなもの作ってどんなふうに売っていくかっていうことに関してはみなさんいろいろ研究してらっしゃるので参考になりそうなステキな記事をいくつかピックアップしてみました。

 【DTMで稼ぐ】ストック型収入について考えてみた | heartleafkk.com
「やっぱ数」ですよね。heartleafさんの記事いつもおもしろいです。

ストック型収入は十分夢があるからDTMerはやってみたら良いよって話
毎月いくらかでも自分の力で稼げてるってのは自信につながるし、やる価値があります。
soundorbisさんのサイト見てて、僕もフリーの曲素材を増やそ。って思いました。笑

効果音をストック販売して売れやすい傾向を分析してみた | MA2 Sound
こちらは効果音素材にフォーカスした内容で、これまた参考になります。
効果音素材は曲を作るよりもかかる時間が短いので費用対効果が良さそう?

おわりに


現在すでにかなりのクリエイターと登録曲数なので、新規参入のハードルは日に日に上がっている気もしますが(2016年10月30日現在:クリエイター4,188人 音源数52,387点)、それでも高いクオリティときちんとした戦略をもってすれば一定の成果はあげられるはずです。

音楽データをストック販売してるだけなので在庫も抱えずシンプルに出来る商売としてもナイスなので、音楽クリエイターは挑戦してみるのも一興かと。



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