【ネットバンキング】大副業時代に絶対必須の金融サービスを使いこなそう【ネット銀行】


僕は会社員兼フリーランス作曲家として活動しており、サラリーマンとしての給与は一般の銀行で受け取り、音楽業での給与は基本的にはネット銀行の口座で受け取っています。

かなり昔からナチュラルに使い分けているので自分としてはごく普通のことなんですが、会社の同僚や身の回りの人たちに聞いてみると実際インターネットバンキングやネット銀行を利用している人はかなり少ないです。

長らく利用している側の人間としてはもはやなくてはならない存在なので、「え、まだネットバンキング使わずに消耗してるの?」とカルチャーショックを受けてしまうのですが、たしかに使ったことがなければその素晴らしさを知る機会もないと思うので、今回はネット銀行ヘビーユーザーの私がそのメリットを解説したいと思います。

「なんかめんどくさそう!」と思うかもしれないけど、むしろ使わないと損するレベルのものなので、記事にして解説&プッシュしておきます。マジでオススメ。

「インターネットバンキング」と「ネット銀行」の違いとは

まずはじめに、この記事では「インターネットバンキング」と「ネット銀行」のふたつについて解説していくので、それぞれの違いをざっくり説明します。

インターネットバンキングとは?

インターネットバンキング(またはオンラインバンキング)とは、インターネットを介した銀行(類)の取引サービスのことである。インターネット閲覧端末(ウェブブラウザ)で利用する。(Wikipediaより引用)

みずほ銀行やゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行など実店舗を持つ銀行の口座をインターネット上で管理・操作できる機能のことを「インターネットバンキング」と呼びます。 
(広義にはネット銀行も含むのですが、この記事ではあえて分けて書きます。)

ネット銀行とは?

インターネット専業銀行(インターネットせんぎょうぎんこう)とは、インターネットや電話などの通信端末を介した取り引きを中心とする普通銀行である。新たな形態の銀行のうち「インターネット上でのみサービスの提供を行う銀行」に該当する。しばしば、インターネット銀行やネット銀行とも略される。(Wikipediaより引用)
実店舗を持たないインターネット専業の銀行のことを「ネット銀行」と呼びます。

そもそも普通の銀行とネット銀行なにが違うの?

基本的には店舗を構えているかどうかの違いですが、銀行というのはただお金を預けるための場所ではなく様々な金融サービスを扱っていてそれぞれの強みを持っています。分かりやすいところで言うと住宅ローンの利率などですね。

普通の銀行(店舗型)

店舗があると地代や人件費が膨大にかかりますが、銀行員との対面のやりとりが可能なので初めて銀行口座を作る学生さんからネットに疎い年配の方まで幅広く利用しやすいです。

ネット銀行

一方、ネット銀行の場合は地代や人件費を大幅に削減できますが、店舗がないため銀行サービスの利用に慣れていない人やネットに疎い人などには難しく、ある程度のリテラシーが要求されます。

とはいえ、現代社会を生きてく上でネットリテラシー、金融リテラシーを避けていてはめちゃくちゃ苦労することになるのでここはしっかりおさえておきましょう。

インターネットバンキングのメリットについて

今時メガバンクはもちろん、ほぼすべての地方銀行や信用金庫でもインターネットバンキング機能が利用できます。

最初に窓口で申請すればすでに持っている自分の口座をネットから明細確認・振り込みなどの操作が可能です。

①スマホやPCから残高確認・振り込み

いちいち銀行窓口やATMに行かずに残高確認や家賃の支払いなどを24時間オンラインで済ませることができます。これによって給料日に残高確認するためにコンビニのATMに駆け込んだり、家賃の支払いにATMまで行ったりするようなことはまったく不要になります。

②家計簿・資産管理アプリに連携

マネーフォワードなどの資産管理アプリに口座を登録して超カンタンに資産管理をすることができます。貯金やお金の流れを可視化(見える化)しておくことは、お金を増やして管理するために絶対に重要なのでこれは必ずやっておきましょう。

たまに「給料日前だからお金きびしい!ATMでいくら残額あるか確認しなきゃ!」なんて言ってる人を見かけると、ビックリしてひっくり返りそうになっちゃう。

「わざわざATMまで行かないと自分がいくら持ってるかすら分かんない状態だから給料日前にお金カツカツになるんじゃね?」と言いたくなるのをグッと堪えています。笑

煽るような言い方かもしれませんが、本当にそれくらい必須だということです。

ここまでは既存の口座をインターネットバンキングで利用するお話。くどいようですが、最低限ここまでは誰もがやっておくべき。

ネット銀行のメリットについて

さて、ここからはさらにネット銀行で口座を開設しよう!というお話です。

 「いやいや、今使ってる口座をネットバンキング化すると便利なのは分かったけど、それとは別にさらにネット銀行で口座を作る必要あるの?」 「なんか管理とかもめんどくさそうだけど、なんのメリットがあるの?」 

そんな疑問を抱いた人のためにここからはネット銀行のメリットを解説。

 ① 使途を分けられる

まず第一にこれ。冒頭で書いたとおり僕自身も会社からの給与は中央労働金庫で受け取り、音楽業での給与は楽天銀行で受け取っていますが、同じようにサラリーマンの方が副業をする場合は本業と副業で給与受取口座を分けた方が絶対に良いです。

なぜかというと「お金の流れを管理しやすくする」ため。副業もある程度の収入になれば確定申告が必要になるためスムーズな管理は必須です。

過去の明細を振り返って見るときに両方の給与振り込みが一緒くたになっていたり、関係ない支払い履歴がごちゃ混ぜになっていたらなにがなんだかワケわからんカオスな状態になってしまいます。なので、口座を分けておくメリットは非常に大きいです。

使途を分けるという点だけで言えばネット銀行でなくてもいいのですが、他にもネット銀行を利用するメリットがあります。

② 預金金利が高い

預金金利とは「ウチの銀行にお金を預けてくれたら、口座に入ってる金額の○○%を付与しますよ」というもの。これはネット銀行の方が高いです。

ネット銀行の預金金利

  • 楽天銀行 0.1%(2022年2月時点)
  • GMOあおぞらネット銀行 0.2%(2022年3月時点)

メガバンクの預金金利

  • みずほ銀行 0.06% (2022年2月時点)
さすがにバブル期みたいに「預けておくだけで儲かる!」という程ではないですが、それでもメガバンクなどに比べると高金利ですよね。

③ 横展開が強い

ネット銀行を提供する会社はだいたい母体が大企業であり、グループ傘下のサービスとの横展開がめちゃくちゃ豊富です。

僕の場合は楽天銀行を使っているので、やはり楽天グループのサービスで恩恵を受けることができています。たとえば楽天銀行の口座を持っているだけで楽天ポイントの倍率が1倍増えたり、楽天証券でマネーブリッジという便利な機能を利用できたりなど。

もちろん他のネット銀行も利用者のメリットになるようなさまざまなサービスと連携しているので、比較して自分にぴったりのネット銀行で口座を開設するのをオススメします。

④屋号付きの個人ビジネス口座を手軽に作れる

屋号付き口座はもちろん実店舗を持つ銀行でも開設可能ですが、ネット銀行の方がより手軽に開設手続きができます。

屋号付き口座のメリットとしては、個人事業主として一般企業などと取引をする場合には個人名の口座よりも屋号(お店や会社の名前)の方が信用を得やすいです。

また、確定申告において青色申告で65万円の控除を受けるには、申告期間における銀行口座の入出金を複式簿記で記帳したのち、それを基に作成した貸借対照表の提出が必要です。もし銀行口座が1つしかなかったら、事業には関係のないプライベートでの支出についても「事業用ではない支出である」として仕訳を行う必要が出てきてしまうのです。

まとめ

インターネットバンキング 

  • 実店舗を持つ普通銀行の口座をオンライン上で管理・取引できる機能
  • メインバンクの管理に最適
  • 24時間いつでも残高、取引明細の確認、振り込み手続きなどが可能
  • 家計簿・資産管理アプリで連携できる

ネット銀行

  • ネット銀行は実店舗を持たないインターネット専業の銀行
  • インターネット上で口座を管理・取引できる機能
  • 24時間いつでも残高、取引明細の確認、振り込み手続きなどが可能
  • 家計簿・資産管理アプリで連携できる
  • 用途に応じて口座を使い分けるのに便利。副業に最適
  • 他サービスとの連携ができる(たとえば楽天銀行と楽天市場、楽天証券など)

おわりに

音楽とは直接的には関係のない小難しい話ではありますが、こういったことをしっかり把握した上で仕事の環境を整えておくことも副業には必要です。もちろん個人事業としてやっていく場合でも、ひいては会社として事業をやっていくことになっても知っておくべき知識です。

記事内では楽天銀行について書いてますがこれは僕が利用しているので例に挙げているだけで、他にもネット銀行はたくさんあるので自分に合った銀行を探して選んでみてください。

この大副業時代、自分で調べて自分のアタマで考えて自分にマッチしている物事を取捨選択する能力を磨いていきましょう。

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