![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjBcqeL3Tuw8KSIlh-aPzGhwpFosmNc4t2v9TwRxGRb7N0YYzMKN0grrFPqNY4GIzMBgYZUHRA_4r8xHrFaDyYQfpQBF3E6g29Yv0HUbC1Q87jj6bXnqwTt3-zo1arqJQBJGNOx_kOsPc8/s640/pexels-photo.jpg)
今は自分たちでビデオを作れるツールがあって、YOUTUBEにアップロードも簡単にできるし、それをTwitterで拡散してファンに届けたり、新しいファンを開拓できたりする世の中。
CDは売れなくなったかもしれないけど、たくさんの人に曲を聴いてもらえるという意味では今の方がいい時代なのかも知れません。
しかしここで問題が...
YOUTUBEにビデオをアップしても再生数が伸びない
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiBdklvF0gfU29INEg-opMxLIhFUyqXeZ9pB6bVyTqP3pWXIJZwjAgc2-iWBKJtA7CRB61jXGHfX0IGcbK-Vh9Km5YEUzmOuGAhn-65ZdbWtVZ8qPPLSn8S_LVB_J81fjoIk-YmSgtu6OY/s640/tsuruno12_TP_V.jpg)
あなた自身、あるいはあなたのバンド・グループにすでにたくさんのファンがいるのであれば公開して間もなく何千回もの再生も可能かもしれませんが、特に知名度もなく活動年数や頻度もあまり多くないミュージシャンなら数百回程度で頭打ちなんてことも珍しくないです。
っていうかそんくらいしか見られてない動画が星の数ほどあるって現状です。
なんで頑張ってレコーディングして告知してるのに思わしい結果にならないんでしょうか?
所詮は20億分の1に過ぎない
2016年上半期の段階でYOUTUBE上には20億近くの動画がアップされているそうです。さらにそれは日々増え続けています。その中にあなたの動画が一本増えたところで誰がそれに気付いて、どれだけの人数がその動画にたどり着くでしょうか?広い広〜いネットの海から誰かが見つけ出してくれる確率は限りなく低いものです。
特別なプロモーションもせず、ファンベースが築けているワケでもない場合、ほとんどその動画を見てくれるのは身内です。
メンバー自身、家族や友人、対バンや仲間のバンド、Twitterのフォロワー、、
せいぜい数百〜1,000ちょい再生くらいが関の山です。
実際にやってみればわかるのですが、本当にこれが難しいんです。
自分自身もバンドをやってて、MV作ってYOUTUBEアップしてたんでよくわかります。
YOUTUBEの再生回数は段階的に壁があるんじゃないかーと体感的に思いました。
3桁台までは普通にやってればそう難しくありません。
4桁、1,000回を超えるときに少し壁があり、さらにそれが2,000、3,000と上がるごとに壁が大きくなっていきます。
10,000回越えともなるとラッキーではなかなか難しい、実力と人気が伴わないと到達しない域になってくると思います。
どうすれば10,000回見てもらえるの?
それが分かれば苦労しないっつー話なんだけど笑自分のやってたバンドのMVでなんとか7,500回くらいまではカウントされていたので、せっかくなのでその道筋を書いて共有しておきます。
(ライブを見に来てくれた人たちが録ってくれていた動画や自分たちで録っていたものをもとに自分でiMovieで作ったチープな映像ですが、、)
動画は2012年にアップロードしたものです。
活動もとっくに止まってるのでまぁ今はあまり伸びることはないと思います。笑
これくらい見てもらえた理由はなぜか?
考えられる要素を挙げていきます。
①出会う人間の母数
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjr4AphXREH60RwHuE4yKIQKlhCWdG8aI3jMYHJBe6hvqoEdH42If83AIlnrvMqHZE04kzo4A-vESNmhDt-8mIzHLZtO7w9q-MYn5LOy7LMUERpN-_NehZjodZ4GirmJH5guFje8GQOtG8/s640/pexels-photo-large.jpg)
当時活動がわりと積極的で月にライブは2〜3本、ブッキング以外に企画やイベントのオファーも毎月たくさんいただいて選んで出演させてもらってました。
イベンターさんやプロモーターさんのおかげで海外のバンドと共演したり、九州とか関西とかでもライブする機会などたくさん与えていただきました。
各地でいろんなバンドや関係者、お客さんと出会い、興味を持ってもらえたりCDを買ってくれたりしました。
積極的に活動すると出会う人間の数がかなり多くなりますよね。
全員は無理でも何パーセントかはMVを見てくれるでしょう。
出会う人間の母数が多ければ多いほど、たくさんの人にリーチできるんです。
まぁやってるときはそんなこと考えてなくて、結果的にそうだったんだなって感じだけど。笑
②見つけてもらえる工夫をする
さっきも書いたように広いネットの海でポツンと孤立した動画を見てもらうのは至難の業。であれば、当然「見つけてもらえる努力」をするべきです。
Twitterなら#ヒップホップとか#ポップパンクとかジャンルでタグをつけたり、影響を受けたアーティストの名前をタグでつけてみたりとか、とにかく見つけてもらえる工夫をすること。地道な努力が結果につながります。
ただ「見てください!」って告知垂れ流しててもたいした人数見てくれないんですよね。
悲しいことに「ツイートアクティビティ」を見ればすぐ分かります。笑
※ちなみにツイートアクティビティとは
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjF-sMB0cNL1Xxqt3uaFQYTrewnct3SDM9uUAFsUHI-QmOQvHg4kM-9RgoC9RCr6P-vj9WjQa15IxLF9DMuV9nIxbs1AtCjjfzJ0wwFsiAVSrb7PjBFp1WNYezMeYkDPxp9lb8RI3Plc1Q/s640/%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588_2016-06-14_0_44_20.png)
このグラフみたいなマークを押すとツイートアクティビティの詳細が見れます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRxl2S9xgS7nKjGtPbcq7TtPNArc2-3NLaPzMcFKKOrRybUylDb03gdcbyJiW3ZFN-gQ5s9QI1qT1eB1KJmZkJaNKEh9yuJ6Q5LoGFDP76Z-NJMOF8LxHFkEC6d0zGaiyEYGv8DmhJCI0/s640/%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588+2016-06-14+0.44.06.jpg)
こんな感じで「どれくらい見られてるか」「どれだけ反応があったか」が数字で分かるようになってます。
このデータを基に、どういう告知の内容をするか、どの時間帯が反響が多いかなど分析してみるのも良いかも。
③コンテストに参加して多くの人の目に触れた
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjrZgBWgeNlfA3y82oQLzKJVFfWmRxwQuOGFLlp71EBzrV5kmbBfnJObjZWA6iFMSseixYu2UprzY7sgABMDQ_8APW-GIQ4Xaz4kVrGcj4lphqzefD5cQiYMJ08OdDFSIg7FK2FDbBZdPc/s640/o0550042012495501616.jpg)
ぶっちゃけ一番の要因はこれかな、と思います。
当時やってたRED BULL主催のWEBオーディションコンテストに応募したら、なぜか200〜300バンド中10位くらいまで順位が上がって、YOUTUBEの動画も今まで届かなかった多くの人の目に留まりました。
(このおかげでライブ出演のオファーもかなり増えて良い話もたくさんいただけましたw)
人が集まるところ、特にターゲット層が多く集まるところで露出して多くの人の目に触れることで大きな効果を発揮した事例です。
まとめ
まぁ結局はとにかく人目に触れろってことなんだけど、そのなかでもこんな手段があるよ。って言う話でした。ちょっとはお役に立てたでしょうか?今は特にクオリティの高い音源やビデオを作ったりすることが、数年前よりもどんどん簡単になってきているからこそ良いものを作っても埋もれてしまいがち。その中でアタマひとつ抜けるにはやっぱり戦略も必要です。
たまに「戦略なんて関係ねえ!」と言わんばかりにズバ抜けてカッコよくて売れちゃうバンドとかも出てきたりして嫉妬しちゃうんだけど、彼らもどこかで地道な努力をしてるはず。怠っちゃダメ。
そんなワケで今回はここまで。
ばいばーい!
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