何かのせいにしてやりたいことを諦めるのはやめよう

先日とあるコラムを読んで改めて働き方や自分のライフスタイルについて考えさせられたので、今回は「仕事をしながら夢を追いかけるということ」について書いてみようと思います。




世界をツアーしたミュージシャンでもスタバで働いてる

そのコラムというのがこちらなんですが、見出しの通り「僕は世界をツアーしたドラマーだけど、今でもスターバックスで働いてる」という赤裸々な内容です。

ALTERNATIVE PRESS JAPAN | 【FEATURES】元The SwellersのドラマーJonathan Dienerコラム:「僕は世界をツアーもしたけど、今もスターバックスで働いている」

The Swellers(ザ・スウェラーズ)というメロディックパンクバンドの元メンバー・ジョナサンがこのコラムを書いているんだけど、このバンドはFueled By Ramen(ラーメンが燃料だ!)とかいう変な名前のけっこう大手のレーベルに所属していたこともあって、あのFALL OUT BOYPARAMOREなんかと一緒に世界中をツアーしてた実力も人気もあるバンドだったんですね。


The Swellers: The Best I Ever Had [OFFICIAL VIDEO]


そんなバンドのメンバーがなぜ今スターバックスで働いてるのか?
それはこのコラムの冒頭に集約されています。(以下本文から要約して抜粋。)

僕は幸運なことに初めて‘本当の’仕事に就くまでの約10年間、自分のバンドThe Swellersでツアーをして十分やっていけていたんだ。その後バンドは解散した。僕は新しいバンドのために楽曲制作を続けて、1年以上記事を書いたり、他のアーティストのアルバムやツアーでドラムを叩いて家賃を稼いでた。そして約1ヶ月前に仕事に就くことにしたんだ。それは長い間恐れていたことだった。

この通り、バンドが解散してしまったのが一番の要因とのことだけど、「それだけの経歴も技術もあれば食べていけそうじゃない?」って見てて思ったんだよね最初。
でも世の中そんなに甘くないみたい。

彼はドラマーとしてサポートやライターの仕事をしてたけど、それだけでは家賃や生活費を払うのがやっとで将来の貯金できず30歳を目前にどうにかしないといけない!と悩んだ末に、働きながら音楽活動を続けることを選んだそう。


僕自身もそんな経緯で今の仕事をしながら音楽活動をしてるので物凄くリアルに感じたというか、まぁ実際ワールドツアーなんてしてないのでスケールは天と地ほどに違うんだけど(笑)


CDがスマッシュヒットして、良いレーベルに入れて、シーン最前線のアーティストたちとワールドツアーして、世界中のオーディエンスを沸かせてきたバンドなんてマジでほんのひと握りのミラクルだし、それを実力で掴みとったすごい人たちですら今スタバで働いてんのかよ、って正直けっこうショック受けました。


それでも挑戦し続ける人にのみ奇跡はやってくる、かも

こないだサッカーのプレミアリーグで奇跡の優勝を果たしたレスターって弱小チームのこと、ニュースで見て知ってる人も多いんじゃないでしょうか?

このチームのヴァーディという選手は今では年間最優秀選手に選出されたりリーグ得点王になったり、ものすごい躍進ぶりなんですが実は彼はずっと工場でバイトしながらセミプロでサッカー続けてたんだそうです。

セミプロ時代は工場勤務や警察沙汰も。岡崎慎司の同僚ヴァーディーの「知られざる波乱万丈伝」

そういえばオアシズの大久保さんもずっとOLと芸人の2足のわらじだったんですよね。

よくよく考えてみれば世の中には少なからずこういう人がいるんです。

世界中ツアーするミュージシャンになるのも、一流のサッカー選手になるのも、芸人として大ブレイクするのも、どの道もただでさえ茨の道なんだから、まして仕事しながらなんて並大抵の努力じゃないはず。

それでもなお続けたいという情熱を持てるものがあること、そのために戦おうという気持ちがある人だけがその向こう側の景色を見ることが出来るのでしょう。

「諦めたらそこで試合終了だよ」

「続けることの大切さ」
「諦めないことの重要さ」

今まで耳にタコができるほどいろんな場所でこの言葉を聞いたけど、歳を重ねていろんな経験をしたりたくさんの人の話を見聞きすることでだんだんとその捉え方、感じ方が変わってきたように思います。

「諦めたらそこで試合終了だよ」って陳腐かよ。
とか思ってたけど、めちゃくちゃいい言葉なんだな。
改めて安西先生が染み渡る今日この頃です。


冒頭で紹介した元The Swellersのドラマー・ジョナサンは今新たにバンドを立ちあげて、仕事をしながらも音楽に打ち込むために日々努力を続けているそうです。

仕事しながらやりたいこともやるってのは時間も肉体的にも精神的にも辛いことが多くて、いっそ諦めたほうが楽だわって思うことも多々あるんだけど、それでもなお情熱ってのはなかなか燃え尽きないものなんですよね。


何かのせいにして諦めるのはやめよう

「片手間で出来るわけねぇだろ」「その歳でまだそんなことやってんの?」

必ずこういうこと言う人がどっかにいて、モチベーションをブチ壊しにかかってきます。

でも、関係ないよ!

その情熱はそいつらのためのものじゃなく、自分自身のものだから。
人の人生じゃなくて、自分の人生を生きよう。

人の言うことや顔色伺ってやりたいこと我慢するのはやめよう。
年齢を気にしてやりたいことを諦めるのはやめよう。
生活のために夢を諦めるのはやめよう。

何かのせいにしてやりたいことを諦めるのはもうやめよう!

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