オーディオストックオフィスに新設された「Audiostock Studio」でのレコーディングに参加してきました



オーディオストックの運営元である株式会社クレオフーガの代表取締役社長・西尾さん(@nishiocfから直々にレコーディング会なるもののお誘いメールが届きました。うれしすぎる。

そんなわけでAudiostockレコーディング会の当日の様子をまとめました。
(記事中の一部写真は株式会社クレオフーガさんの公式サイトからお借りしてます)


ざっくりと

  • Audiostockレコーディング Vol.0の概要
  • REC前半戦 サックス収録
  • スタジオ活用講座
  • REC後半戦 ヴァイオリン収録
  • 収録後はみんなで交流会

Audiostockレコーディング Vol.0の概要

2018年2月末にオーディオストックのオフィスが移転してフロア内にスタジオが併設されました。



今回の趣旨は「スタジオ運用の第一弾としてまずは一定の条件を満たすクリエイター8名が曲を持ち寄り、それぞれの曲をプロの演奏家の方に演奏してもらい収録するレコーディング会を行う」というものでした。

ここで収録した曲はオーディオストックで販売するかわりに、一切の費用はオーディオストックが負担してくれるという神対応。すごい。

また今回のレコーディングではサックスとヴァイオリンの2部に分かれており、クリエイターがどちらか希望した楽器を選べるようになっていました。(僕は今回ヴァイオリンを選びました。)

レコーディングの合間にはスタジオ活用講座があったり、収録後には交流会もあってとても充実したスケジュール。お誘いの段階ですでに「オラ、ワックワクしてきたぞ!」な案件です。

REC前半戦 サックス収録

僕は後半のヴァイオリン収録を選んだので前半の部には参加していないのですが、同会参加者のこおろぎさんはサックス収録を選んでいらっしゃいました。


僕はこのサックス収録の途中で到着して、ラウンジスペースでソワソワしながら他の参加者の方と雑談して待機してました。

スタジオ活用講座



REC前半戦が終わると、スタジオ活用講座に。

Audiostock Studioの活用について

西尾さんからこのスタジオを作った理由や、今後どのように活用していくかなどのお話がありました。

ざっくり言うと
  • オーディオストック利用ユーザーさんからもっと高品質な生演奏のBGMが欲しい」という多く声が上がっている

  • なのでDTM・打ち込みで完結させているクリエイターにも楽曲にどんどん生演奏を取り入れてほしい

  • それができる環境をオーディオストック側で用意したので今後はこのレコーディング会を定期的に行っていく

  • いずれはクリエイターが自由に使えるようにスタジオを開放していきたいと考えている

といったお話でした。

「一緒に良いものを作っていきましょう!そのために必要なものは用意します」という、すごくクリエイターに寄り添ってくれている提案だと思います。めちゃくちゃ良心的。

スタジオ機材の解説も

このAudiostock Studioの構築を手掛けており、今回のレコーディングも担当しているエンジニアの柳さんから、スタジオ内の機材やルーティングについてなどの説明がありました。

 

レコーディングシステムはこんな感じでした。

PC:iMac 5K
DAW:ProTools
A/IF:RME FireFace UFX+
モニタースピーカー:ADAM A5X
マイクプリ:Milllennia HV-3C
コンプレッサー:WesAudio Beta76(1076クローン)

シンプルかつ良い機材のチョイスで非常に使い勝手のよさそうなスタジオです。



マイクもかなり充実してました。

コンデンサーマイク:
Neumann U87Ai
Audio Technica AT4050
AKG C451B
ダイナミックマイク:
SHURE SM57
SENNHISER MD421 MK2

マイクの種類による用途や、楽器に合わせたマイキングの仕方などについても解説していただきました。

REC後半戦 ヴァイオリン収録



レコーディング後半のヴァイオリン収録はあのMoppy Soundさんも一緒でした。(ちなみに写真左から2番目で微妙にニヤケてるのが僕です)

ちなみに僕が今回お願いした曲はこれ。



今回のレコーディング会が決まってから何曲か作ってみて、いろいろ考えた末にこんな変化球的な曲を選びました。(Lindsey Stirlingみたいなことがやりたかった)

実際に生演奏してもらって思ったこと

実はヴァイオリンって

・5度以上離れた音への移動はちょっと難しい
・5度以上離れた音の行き来を繰り返すのはすごく難しい

らしいんですね。

知ってる人には当たり前なのかもしれませんが、恥ずかしながら僕はこのことを全然知らずにこれらの難しい要素をふんだんに入れていたのでご迷惑をおかけしてしまいました...。実際に演奏してもらうことを考えてフレージングをもっと練らないといけないな、と反省。

そんなわけで今回は奏法やニュアンスに関して奏者さんにすべてお任せしたのですが、結果的にとても良い感じになりました。まじですごい。

曲が一気にゴージャスになるし活き活きした感じが出て、「こんなにも変わるのか!」とめちゃくちゃ感激しました。


素敵な演奏をしてくださった大河内さんありがとうございました!

収録後はみんなで交流会

収録をすべて終えたあとはラウンジスペースで軽食をとりながら参加クリエイターのみなさんや奏者さん、エンジニアさん、オーディオストックオフィスのみなさんと雑談。貴重なお話をたくさん聞けて、めちゃくちゃ勉強になりました。


(オフィスの中まで覗かせてもらっちゃいました)

社長の西尾さんには「どういう基準で今回の参加メンバーを決めたのか?」を聞いてみたり、取締役の山口さんには「ぶっちゃけどんな曲が売れてるのか」を聞いてみたり、SEの土屋さんには「オーディオストック内の検索で上位表示されやすくするにはどうすればいいか」などを聞いてみたりとか、いろいろ探りを入れてみました。

と言ってもみなさんめちゃくちゃ良い人すぎて、何を聞いてもあっさり答えてくださいました。おかげさまでめちゃくちゃ勉強になりました。

誰にでも平等にチャンスがある

僕がオーディオストックで曲を販売するようになったのは何年も前のことだけど、最初は「こんなサービスがあるのか、試しにちょっと登録してみるか。」くらいの気持ちだったんですよね。当時はまだMacの純正ソフト「Garageband」で曲を作ってたし、音源とかプラグインとか機材もほとんど揃っていませんでした。(むしろわりと最近までそんな感じでした...)

今回このレコーディング会に参加されていたクリエイターさんたちは全員とてもスキルフルでキャリアが長かったり経験値が高い方々ばかりで、そのなかに僕みたいなのがいるというのは「あれ、ここにいて大丈夫なのかな?」って感じで身の丈に合っているのかと終始ソワソワ。。

でもせっかく与えてもらったチャンスなので、今できるベストを尽くしました。

振り返ってみると最初はぜんぜん売れてなかったけど、いろんな曲作っては登録して反響を見ながら試行錯誤して、次第にちょっとずつ売れるようになってきて売り上げも右肩上がりになってきたし、こうして今回レコーディングにも誘ってもらえました。
 
がんばったら頑張った分、自分に返ってくる。めちゃくちゃフェアな世界。

なので「まだあんまり自信なくて...」なんて控えめなクリエイターさんも尻込みせずどんどんチャレンジしてみるべきだと思います。

おわりに

オーディオストックオフィスのみなさまにはめちゃくちゃ良くしていただいたので、活動にもっと力を入れて恩返ししたいです。

というわけで4月からよりいっそうオーディオストックに注力していきます!毎月の活動報告でも良い成果が報告できるようがんばります。

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