「働きながら夢を追うのは邪道だ」ってアイツらは言うけど、全然そんなことないから言わせとけばいいよ



どうも、さくま(skmmtt)です。
なんかもう「夢を追う」という言葉自体がちょっとイタい、みたいな現状に思うところがあったので今回はこんなテーマについて。


ざっくりと

  • 「働きながらやりたいことをやる」のはホントに邪道か?
  • 実はこんな人たちも働きながら夢を追ってたらしいぞ
  • 働きながらやりたいことやるのはカッコいい
  • 副業から始めるのが現実的かつ建設的なステップだ

「働きながらやりたいことをやる」のはホントに邪道か?

「働きながらやりたいことをやる、なんて片手間で副業やるみたいでナメてる」って言い放っちゃう人が意外と多い。こういうのってすごく前時代的な発想だと思うんですよね。

その道一筋でやってきてブレイクしてる人しか見えてないんだろうけど、実際には今現在ブレイクしてる人もデビューしても働きながらやっていた(または今もそうしてる)人だってかなりいます。

そういうバックグラウンドの部分ってあまり表に出ないから、ちょっと掘り下げてみましょう。

実はこんな人たちも働きながら夢を追ってたらしいぞ

RYO(ケツメイシ)

例えばケツメイシなんて、誰が見てもめちゃくちゃ売れてる部類の人たちですよね。
そんなケツメイシのリーダー、RYOさんは薬剤師として働きながら音楽活動をしてたんだそうです。



ご本人も「薬剤師としての仕事があったから安心して音楽活動もできた」と答えています。
ちなみにケツメイシという名前は『決明子』という薬草の名前からきているそうです。こんなところにも薬学科っぽさと遊び心が出ててステキ。

横山剣(クレイジーケンバンド)

横山剣さんに至っては会社員生活20年というキャリアを持っているツワモノ!



会社員としてもミュージシャンとしてもベテランである剣さんの発言に思わず「確かに!」と頷いてしまいます。

「音楽だけでもギリギリ食べていけるけど、食べていくだけで精一杯というんじゃダメなんですよ。海外旅行に行ったり、趣味のクルマやバイクをカスタムしたり、お洒落を楽しんだり、機材を充実させたり、豪華ストリングスを起用したり、ステージセットに凝ったり、音楽の自由を得るためにレーベルや事務所を運営したり、とにかく何をやるにもいちいちカネがかかる」
「だからどんなにキツくても、それなりに稼げる仕事をやんなきゃ理想の音楽を実現できないと思ったんですよ。で、音楽以外の仕事をしながら感じたことが、そのまま曲のネタになったり、いろんなアイデアのもとになったりするんだから。楽曲というものは必ずしも音楽からの影響で生まれてくるものではないからね。暇を持て余しても楽曲は出てこない。外に出て感受した刺激がやがて音楽に変換されるんだからね。そう考えてずっと音楽以外の仕事をしてきました」
FOR Mインタビューより引用

なんかもう、ものすごい説得力。言いたいことは全部言ってくれちゃった感じです。笑
アーティストに限らず、他の職業にも通じるものがありますよね。

働きながらやりたいことやるのはカッコいい

アーティストやバンドに話が偏っちゃうんですが、先日すごくおもしろい記事を見たのでここでもシェア。

「バンドと仕事の両立」Endzweck上杉氏:仕事とバンドとお金に関する生々しいトーク - 働きながら音楽活動をする

日本のハードコアバンドEndzweckのフロントマンである上杉さんのトークを記事にしたもの。バンド名を聞いてもピンとこない方も多いと思いますけど、すごい内容の濃いトークで本当におもしろいです。ぼくも夢中で読んでしまいました。

バイトは時間が自由でバンドやりやすい、って思うでしょ?思うでしょ?思うでしょ?これね、ウソなんだよ。(中略)単位時間あたりの所得を上げないと、自由な時間はできないんですよ。生活費でカツカツなんていうのは、時間が無いのと一緒だから。

時間と所得の最大化についてや、上手な時間の使い方など目からウロコの金言がたくさん飛び出す素晴らしい記事なのでぜひ読んでみてほしい。

この方、ワールドツアーを何度も敢行したり音楽のフィールドで活躍しながら、一方で某有名アプリを企画・開発・運営しているIT企業の技術部長としてバリバリ働いているという超人的なバイタリティの持ち主なんです。まじですごい。

また、締めくくりに語っている「音楽も仕事も、人生を楽しむためにやっている」という言葉にとても胸を打たれました。カッコよすぎる。まいった。


副業から始めるのが現実的かつ建設的なステップだ

たとえば「ミュージシャンになりたいから仕事辞めて明日から音楽に専念する!」って言っても、無職でミュージシャンとしての収入もなかったら生活ができないですよね。

でも兼業で活動すれば生活に必要な収入を確保して、精神的にも安心した状態で余暇の時間にやりたいことに専念できます。

「夢を追ってるくせに安定も求めるなんてどっちつかずなのはダメだ!」なんて人もいるかもしれないけど、そもそも副業としていくらかでも稼げない人が、専業になんてなれるワケないんですよ。

逆に、兼業で活動していて今はまだ副業の域を出なくても、やりたいことで月に数万円〜数十万円稼げてればいずれそれを専業にできる可能性は充分ありますよね。

兼業としてずっとやっていくのもよし。
専業で食っていけそうなら、仕事やめるのもよし。

「まずは副業として始める」ってのは、ポジティブな意味で現実的かつ建設的なステップなんです。

「副業でやりたいことするとかダサい」「どっちつかずだ」とかグダグダ批判してるヒマな人よりも、よほど建設的な時間の使い方をしてて堅実に目的を達成しようと努力してます。最高。胸を張ろう!(と自分に言い聞かせているw)

おわりに

兼業をもてはやしたり正当化するつもりはなくて、ぼく自身「全てを賭けてる人」を見るとどこかに後ろめたい気持ちがあるのも事実です。

でも「全てを賭けてるから上手くいく」とは言い切れないし、逆に「働きながらだから上手くいかない」とも言い切れないのだということをこの記事で書きたかった。

捨て身でやろうが、保険かけてようが、最後はやったもん勝ち。
境遇・環境はどうあれ、夢に挑んでるみなさん。やってやりましょう。

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